消費者物価指数がFXに与える影響は?

人によってFXの取引スタイルは様々ですが、大きくわけてチャートや過去の値動きなどのデータをもとにするテクニカル指標を重視するスタイルと、各国の経済要人の発言や国民に関する数値をもとにするファンダメンタル指標を参考にするスタイルの2つの手法があります。
この2つはどちらか一方に偏るのではなくバランスよく自分のトレードの参考にすることが良いとされていますが、今回はその中でもファンダメンタルに属する消費者物価指数というもの焦点をあててFXへの影響を考えていきたいと思います。

消費者物価指数というものは英語で 「Consumer Price Index」といいその頭文字を略してCPIとも呼ばれますが、これは物の物価がどれくらい上がったり下がったりしたのかを前回の数値と比べてパーセンテージで発表されます。
仮に消費者物価指数が前回にくらべ高かったとすると、それは物の価値に対し貨幣の価値が下がるという、いわゆるインフレの状態を示しています。

インフレになると国は物と貨幣のバランスを調整するため金利を上げようとします。
その結果、金利が上がった貨幣をみんなが買い始めるため、為替相場におけるその貨幣の価値が上がります。
つまり消費者物価指数が高い数値になると、その国の通貨の値動きが高い方へ急激にあがるという現象が起こるのです。

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